○マラソントレーニング
もちろん記録が出るような雪質、記録が出るような雪の気象条件というのも勉強します。
スキー場というのは大体1,500メートルから2,000メートル、2,500メートルという高地にあります。
私は、その菅平スキー場でトレーニングをして、自分の体を実験台にして、どのくらいまで速度を上げられるのかということを考えました。
トレーニングをする上で、スキー場というのは確かに高地にあります。
高地で速く滑る、強く滑る、タイムを上げるためには、
大腿部の足の筋力を太くする、大臀筋、背筋という体軸を支える骨格筋を太くしなければいけないんです。
そういう筋力を太くすると、呼吸が荒くなる。
マラソンの選手は、体軸を支える筋力が非常に細く、長く、酸素を吸収しやすい筋力になっている。
ところがスキーというのは1分30秒から1分50秒でゴールになってしまう無酸素筋です。
酸素を吸わないで、ギュッという瞬発力を使う筋力です。
その筋力を上げるとどうなるかというと、太くなるんですけれども呼吸は荒くなる。
空気が薄いところで呼吸が荒くなると、筋肉に酸素がいかないので、つってしまうんです。
こういうジレンマの中で、最高峰まで行くためにはどういうトレーニングをしなければいけないか。
例えば先ほど言った高橋尚子選手がカルガリーの2,000メートル近くでトレーニングをしてから、地上に下りてきてマラソンのレースに出る。
大体10日から12日間でもとの体に戻ってしまいます。
ということは、レースの始まる1週間以内まで高地にいなければいけない。
高地で生活しなければいけない。
そういうことを計算して、自分の体をどれだけいじめ抜いたか。
講演依頼はシステムブレーン で
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