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  スポーツトレーナー櫻井優司TOP >> 講演会 >> 高校での講演 >> 悔しさ

 ○悔しさ

  
子供達リハビリ

  リハビリルームでの片手がない子。
  針金が下からブワッと持ち上がったときに、どこに入るかというと、
  あごの下から、あるいは眼球の下から骨の内側に入ってしまう。
  上から落ちてくるものは頭蓋骨で防ぐことができます。


  あるいは手をこうやってかざせば、上から落ちてくるものに対してはよけることができるんですが、
  下から上がってくるものはよける場所がありません。
  あご関節の下から入ってあごの中に針金が10数本入っていても、
  手術ができないんです。
  眼球をつぶしてしまっても手術ができません。


  子供たちは必死にリハビリルームで一生懸命、
  ない手を使ってごはんを食べよう、ない足を使って歩こう、
  義足という装具というのをつけるための脚力を持たなければいけないんです。


  僕自身がそのシーツをバーン、カーテンをバーン、かさをバーン、
  食堂でキッチンをバーンとやっていたのを見て、
  ドクターがリハビリルームに連れて行った。


  子供たちが一生懸命リハビリをやっているところに連れていって、
  振り返って「優司、おまえは両目があるだろう、両耳があるだろう、しゃべれるだろう。
  この子たちを見てみろ。


  育てていかなければいけないんだよ、次の子供たちを。
  トレーナーという、体力向上という大事な仕事が、おまえには残されているじゃないか。
  部屋を片づけて、勉強しなさい」
  と言われて、その時初めて涙がとまらなくなりました。


  両手、両足がある、しゃべれる、考えられる、伝えられる、
  こんな能力を残してくれたのに、何をやっていたんだろう。


  そこから僕はトレーナーという仕事について、
  次の世代、次の子供たち、情報を知らない人たちに伝えていこうと、心に誓いました。


  そして僕のひざを執刀してくれたアメリカのUCLAという大学の先生のところに行って、
  「フィジカルトレーナーになるためにはどうしたらいいですか、勉強したいんです」。
  その当時私は日本体育大学に在籍していました。


  「アメリカの大学に入るためには、TOEFLやTOEICで640点以上ないと入れないよ」
  「これから頑張ります」。


  その時点では、カリフォルニアロサンゼルス大学交換留学生という制度があって、
  アメリカの体育学部に入ることが可能だったんです。


  英語の勉強ももちろんしなければいけないんですが、入れました。
  大変でした。
  毎日レポート、もちろん英語です。


  講演依頼はシステムブレーン




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